このページの先頭へ

地域交流

地域とともに歩む大学づくりをめざして

 本学は平成29年4月に開学した新設の単科大学(看護学部看護学科)です。本学の柱となる活動は、看護学の教育と研究であり、私たちは地域に貢献する看護師が次々と育って、岩手県およびその周辺の地域で活動するようになるように努めます。それと同時に、あるいはそれに伴って、私たちは、地域の看護師・保健師また一般市民のみなさまと交流し、臨床現場のみなさまの声、地域の住民のみなさまの声を聴き、教えていただきたいと思っております。また、ささやかではありますが、私たちの人的資源や保健医療の教育研究に資する物的資源を可能な限りみなさまにも使っていただきたいと考えております。

 こうした交流は本学の学生にとりましても、よい学びの機会になると期待しております。本学は専属の医療機関をもっておりませんので、地域交流の機会にみなさまと少しでも接する機会があることはとても大事であると考えております。

 そこで、岩手県最大の都市であり、交通の便もよい盛岡駅西口から5分の距離であるという利便性を活かして、地域のみなさまや保健福祉医療分野の皆さまとの交流を次のように計画しております。

 以上の活動を通じて『地域とともに歩む大学』として、尽力していく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

地域貢献事業

精神科中堅看護師のためのリスキリング・プログラム(精神看護学領域)

*第2回シリーズ参加者募集中!

  • 講師/岡田 実(精神看護学領域 教授、研究科長)
  • 日時/毎月1回(連続8回開催) 18:00~19:30
    *初回シリーズ(2023年10月~)は2024年5月に修了予定
    *第2回シリーズは2024年7月下旬から開催予定
  • 場所/職場や自宅からZoomのオンライン・ミーティングで参加可能
  • 参加費/無料
  • 参加人数/各シリーズとも6名が上限
  • 内容/講師の書籍(暴力と攻撃への対処、スピカ書房)を抄読しながら、職場での問題や課題をプレゼンテーションし他の参加メンバーとディスカッションいたします。
  • 申込先/岩手保健医療大学 岡田 実
    E-mail : mokada★iwate-uhms.ac.jp
    (メールを送信される場合は★を@にしてください)
    *推薦状(書式1)及び参加申込書(書式2)を添付の上、メールでご連絡ください。
  • お問い合わせ/上記のメールアドレスにお問い合わせください。

 2023年10月から開始された初回シリーズは、岩手県内精神科病院2施設、県外精神科病院1施設、県外看護系大学1施設より1名ずつ計4名が参加して、2024年3月現在も継続中です。
 定期的に参加していただくためには、勤務割上の配慮が必要です。職場長のご推薦を得てご参加ください。

詳細はこちら(PDF)
書式1・推薦状(Word)
書式2・参加申込書(Word)

医療施設への看護研究支援および人材育成支援を目的とするプログラム

  • 講師/岡田 実
    (精神看護学領域 教授、研究科長)
  • 日時/毎月1回(連続10~12回前後の開催)
    16:00~17:00(1時間以内)
    *開催日程は、施設の事情に基づいて随時調整いたします。
  • 場所/施設の小会議施設と講師の研究室をZoomで接続してオンラインで意見交換します。
  • 参加費/無料
  • 内容/
    ・施設の看護研究プログラムに基づき、年間のプログラム到達目標を決めます。
    ・研究テーマ、研究動機、研究目的、研究の意義、質問紙やインタビューガイドの作成、研究依頼書の作成、研究計画書の作成から収集したデータの分析と考察、結論までの過程をパワーポイントに作成し、院内でのプレゼンテーションの後、専門学会での口頭発表および学会誌への投稿までを支援します。
    ・研究題名は原則4題までといたしますが、ご相談に応じます。
  • 申込先/岩手保健医療大学 岡田 実
    E-mail : mokada★iwate-uhms.ac.jp
    (メールを送信される場合は★を@にしてください)
    *推薦状(書式1)及び参加申込書(書式2)を添付の上、メールでご連絡ください。
  • お問い合わせ/上記のメールアドレスにお問い合わせください。

 このプログラムは、岡田実らによる「岩手県沿岸部にある医療機関と看護系大学の新たな連携の構築-ICT を活用した看護研究支援プログラムのニーズ調査」(2021)による結果を受けて、2021年5月より岩手県内K病院への看護研究支援をスタートさせました。
 2022年には、同施設の病棟看護師長の皆さんによる病棟の看護課題解決に向けた活動に引き継ぎました。この試みは岡田らによって、「岩手県沿岸部にある医療機関の看護部に対する ICT による地域貢献-継続した看護研究の支援プログラム提供の可能性について」(2022)と題して発表しました。
 2023年には、同施設の病棟副看護師長の皆さんによる病棟の看護課題解決に向けた具体的な取り組みと評価を行いました。
 加えて、2023年には岩手県内M病院への看護研究支援を開始し、研究題名5題の研究計画書の作成とデータ収集開始までを支援し、2024年度も研究支援を継続予定です。
 このプログラムに参加することによって、看護研究への取り組みを活性化し、病棟(病院)看護の質水準向上にお役立てください。

詳細はこちら(PDF)
書式1・推薦状(Word)
書式2・参加申込書(Word)

もやもやカフェ盛岡(臨床倫理研究センター)

 岩手保健医療大学・臨床倫理研究センターでは、地域貢献事業の一つとして、2023年度から「もやもやカフェ盛岡」を開催しております。
 近年、大規模な病院を主体として臨床倫理委員会および臨床倫理コンサルテーションチームの整備が進み、病院で起こる種々の事象に対して倫理的なアドバイスを得る体制は拡充されてきました。
しかし、医療・介護は大規模病院で完結するものではなく、その90%以上は地域で実践されています。しかも、地域の医療・介護を担っているのは小規模な施設であり、そのスタッフの中に倫理的支援の出来る人材はほとんどおりません。
 開催責任者である三浦は、過去に三鷹市、調布市、柏市などで、医療・介護現場で働く地域多職種を対象に、「倫理」という堅苦しいワードを使わずに、現場のジレンマを多職種で考える会をカフェスタイルで実践してきました。そのノウハウを使って、本学を憩いの場として、地域多職種の方々の現場におけるジレンマの解消のお役に立てればと考えておりますので、お気軽にご参加ください。

第一回 もやもやカフェ盛岡
  • 講師/浦嶋 偉晃 氏
    (奈良県のホスピスとがん医療をすすめる会会長・日本尊厳死協会関西支部長)
  • テーマ/「20余年にわたる両親介護の経験を通して感じたこと、伝えたいこと」
  • 日時/2024年2月5日(月) 18:00~20:00
  • 場所/岩手保健医療大学 1F地域交流室、Zoom(ハイブリッド)
第二回 もやもやカフェ盛岡
  • テーマ/「高齢乳がん患者と家族に対して調整に困難を感じた一例」
  • 日時/2024年2月27日(火) 18:00~20:00
  • 場所/岩手保健医療大学 1F地域交流室、調布市医師会館、Zoom(ハイブリッド)
第三回 もやもやカフェ盛岡
  • テーマ/「理想と現実のギャップに心を痛めるスタッフに、どう関われば良いか?」
  • 日時/2024年3月25日(月) 18:00~20:00
  • 場所/岩手保健医療大学 1F地域交流室、調布市医師会館、Zoom(ハイブリッド)
お問い合わせ

岩手保健医療大学 三浦 靖彦
E-mail : miura★iwate-uhms.ac.jp
(メールを送信される場合は★を@にしてください)

地域交流室

 本学の校舎一階、玄関から入ってすぐのロビーに面した部屋を地域交流のための部屋として、ここを拠点とした地域の交流および地域貢献の活動を企画・運営していきます。新しい企画が決まりましたら、本学ホームページやFacebookでお知らせいたします。

地域交流室

地域交流室

地域交流室の施設利用

 地域住民および保健医療福祉分野のみなさまが企画する会合等に、地域交流室を使っていただくことができます(有料)。詳細については岩手保健医療大学施設使用案内をご確認ください。また、本学の教員を講師とした研修会等を企画し使用する場合は、無料でご使用いただけます。出張講義のページもご参照ください。

  • 地域交流室の使用に関するお問い合わせ
     岩手保健医療大学総務課
     電話:019-606-7030
     メール:soumu★iwate-uhms.ac.jp
     (メールを送信される場合は★を@にしてください)