お知らせ
Information保証人の皆様へ
平素より本学の教育と事業にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご承知のとおり、全国的に新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、感染の増加傾向が目立ってきており、岩手県においても8月12日から独自に「岩手緊急事態宣言」の実施に踏み切りました。
本学においても新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、臨地実習の制限的実施や学内での対面授業に大きな影響を受けております。
このような中で、本学はこれまでに新型コロナウイルス感染症対策として、学修環境の整備、学生の健康管理、コロナ禍による学修上の困難への対処として、行動指針を基本に、以下のような対策を講じて参りました。
1.学修環境の整備
(1) 15分間間隔で講義室の空気が強制換気される換気システムを終日稼働
(2) 講義室の間仕切りを取り払い、2つの講義室を1つにすることによって三密を回避する方策併せて、時間割を抜本的に改編
(3) 学生自身による講義室机上の消毒を励行
(4) 大学の出入り口に非接触型体温測定器を設置し、いつでも検温できる環境を整備
(5) 机、階段・フロアの手摺、トイレのドアノブ等を抗菌・除菌剤により拭き取り清掃
(6) 三密回避のため、体育館のスペース半分を食事や学習スペースに転用
2.学生の健康管理
(1) マスクの着用、手洗い、手指消毒の徹底を指示
(2) 平日はスマートフォン等により、大学登校時の健康状態チェックを義務付け
(3) 濃厚接触者対策として、学年毎に座席表を作成し着席場所を固定
(4) 発熱、倦怠感、呼吸器症状などの自覚がある時には自宅待機と受診の励行及びその結果の事務連絡を徹底 なお、症状がある場合の欠席は公欠扱いとして、学生に不利益にならないよう配慮
(5) 学生の感染リスクについて個別事例毎に検討し、適切に対処方策を実施
(6) 希望する学生全員にコロナワクチンの接種を完了また、周辺状況を勘案しながら、三回目の接種を実施できるように準備
(7) 就職活動に伴う県外との移動に際し、報告の義務付けと感染リスクの少ない行動を要請
3.コロナ禍による学修上の困難への対処
(1) 他県の外部講師による講義を遠隔授業※に切り替えて実施
(※ 教室のスクリーン上に学外講師の講義映像と音声を流し、双方向性の講義を実現)
(2) 体調不良で登校できない学生が、自宅から大学の講義に参加できるような環境整備
(3) 体調不良で遠隔授業にも参加できない学生のために、遠隔講義を録画したものを科目ごとのGoogle Classroomにアップすることで、後日いつでも視聴できるような環境整備
お陰様をもちまして、現在までのところ、本学学内において新型コロナウイルス感染症は発症しておりません。これも一重に、学生の皆さまやご家族の皆さまによる、ご理解・ご協力の賜物と感謝しております。
本学は、引き続き、「学修環境の整備」、「学生の健康管理」、「コロナ禍による学修上の困難への対処」について、より一層的確に実施して参ります。また、事態の推移によっては、現在の対面式の授業をオンライン授業との併用に切り替える準備も行っているところでございます。
学生の皆さまが地域社会の保健医療福祉に貢献できる看護実践者として育っていくよう、教職員が一丸となって、その実現に向けて力を注いでいく所存でございます。何卒、本学の取組みについてご理解いただき、今後とも、ご指導・ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和3年9月9日
岩手保健医療大学長 濱中 喜代