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お知らせ

「聞き書き製本講座」を開催しました

1月19日、基礎ゼミナールの授業で、一関市国保藤沢病院長、佐藤元美医師を講師として「聞き書き製本講座」を開催しました。
授業内での「聞き書き」への取組みは、今年で2年目です。

今回は、学生たちが相談して決めたテーマ「私が生まれたときのこと」について、それぞれが母親にお話を聞き、録音したものを文字におこし、語り手のひとり語りのように書く「聞き書き体」を用いて、作品を仕上げました。

講師である佐藤院長は、藤沢聞き書き隊で患者さんの聞き書き活動を実践しています。
製本に関することだけでなく、聞き書きによって医療者としての自分が変化したこと、患者に対して無知の知の姿勢で向きあうことの大切さをお話くださいました。

学生たちは、話し手に寄り添い、聞く活動を通して「看護への思い」を強くしたようでした。


*「聞き書き」とは
 地域のお年寄りや様々な経験をした人の話を聞き、その人の話しことばのまま記録し、一冊の本にする(残す)活動です。誰にでも「とっておきの話」があります。それぞれの境遇や様々な体験を語っていただき、聞き書き人がそれを丁寧に聞き、記録に残すことで、語っていただいた方の知恵と生きた証が残っていき、大事な話として後世に伝えられていきます。

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