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学部紹介

ページの目次

 

科目紹介(講義・演習)

ケア・スピリット論Ⅰ(倫理のあり方)

看護の知識・技術は、助けが必要な人を見て直ちにケアに向かおうとする姿勢(ケア・スピリット)と結びついて、看護実践になります。また、この姿勢が看護実践の倫理の核となっています。そこで、知識・技術とケア・スピリットは併せ育っていく必要があります。本科目では、私たちの知性や意志、人間どうしの関係、そして人間の間の倫理について基本的なことを理解した上で、ケア・スピリットについて、医療やケアの倫理について理解を深めることを目指します。

看護学概論

看護学概論では、看護学のイントロダクションです。看護学の全体がわかるように、看護学を構成する要素や看護学の成り立ちなどについて学びます。また、看護は様々な年代の方々、あらゆる場所で生活している人々が対象となります。様々な年代や背景を抱える方々へ看護を提供するための基盤となる知識や方法を学び、看護とは何かを考えていきます。

老年看護技術論

多様で複雑な健康問題を持ちながら生活する高齢者に効果的な看護を提供するため、高齢者に対するヘルスアセスメント技術、食事や排泄など高齢者の残存機能を活かした生活援助技術、安全に生活できる環境を整える技術、高齢者の特性を踏まえた看護過程の展開などを学びます。ヘルスアセスメント技術では耳、目、心・血管系、呼吸器系、腹部、筋・骨格系、神経系のヘルスアセスメントなど老年看護学実習で実施する技術を身につけます。

地域・在宅看護援助論

地域で生活するあらゆる健康段階の人々とその家族が看護の対象です。暮らしの場における看護の歴史や社会背景から、現代に必要とされる在宅ケアを考察します。また、地域・在宅看護に関連する概念と看護師に求められる知識、姿勢や態度を含めた基本的な訪問マナーやケアマネジメント、さらに多職種連携等、幅広い知識を修得できる科目です。

 

実習紹介

科目紹介

早期体験実習

1年生の5月に体験実習を実施しています。実習は病院と施設の2箇所で行い、看護職が活動しているさまざまな現場の特徴と、看護職の果たしている役割の多様性を理解します。

公衆衛生看護学実習(保健師課程)

保健師課程では、保健所・市町村・学校・産業の実習を行います。その中で、本学の特徴である2つの実習を紹介します。1つ目は赤ちゃんの継続家庭訪問実習です。2回の家庭訪問で赤ちゃんの成長・発達の変化とお母さんの育児についてお話を伺いながら保健指導を行う実習です。2つ目は大学が所属する中川町町内会の地域と住民方々を対象に、データ分析を行い住民の方々と一緒に地域の健康課題について検討していく実習です。

総合実習

4年間の学習を統合し、自己の課題をもとに学生自らが実習目標・計画を立案し、選択した領域の対象や現場に即した看護を主体的に展開していきます。また、多職種で構成されるチーム内での協働、リーダーシップ・メンバーシップについて学ぶとともに、看護専門職としての「即戦力」や学生自身の「倫理観」、「看護観」の形成につながる集大成の実習です。

学びのサイクル

本学は、授業と実習が作り出す「学びのサイクル」を大切に考えています。

学びのサイクル
徹底した事前準備

実習では直接患者さんと接するため、事前の準備がとても大切になります。本学では実習の際に困ることがないよう、最新のシミュレーションモデルなどを使用し、実際の看護場面を想定した授業を行っています。臨床経験豊富な教員たちが、実習前に看護の技術面から対象者との接し方までしっかりとサポートします。

綿密なフォローアップ

実習には本学の教員が同行し直接指導を行います。実習前から実習後に至るまで、学生個々に合わせた綿密なフォローアップを行っています。大学での学びを実習に活かし、振り返りを行うことで、実習での経験が自分の力になっていきます。この力を、さらに大学での学びにつなげていくことで、学びのサイクルができあがります。

県内全域の実習先

盛岡市内を中心に、岩手県全域の100以上の施設から協力の承諾を得ています。
本学は地域で活躍できる看護職の育成を目指します。
看護は様々な場で展開されているため、県内の多様な施設で実習を行うようにしています。実際に活躍している看護職とその対象者に出会いながら、多くの経験を積み、自分の目指す看護職像を形作ります。

地域の看護職を育てる
  • 病院
  • 介護老人保健施設
  • 訪問看護ステーション
  • 地域包括支援センター
  • 保健所・市町村
  • 事業所(企業)
  • 小学校
  • 保育園

主な実習先

岩手県立中央病院/岩手県立中部病院/岩手県立遠野病院/岩手県立東和病院/岩手県立磐井病院/盛岡市立病院/国立病院機構盛岡医療センター/盛岡友愛病院/孝仁病院/川久保病院/三愛病院/南昌病院/盛岡つなぎ温泉病院/いわてリハビリテーションセンター/栃内第二病院/松園第一病院/盛岡観山荘病院/康楽苑/ゆうあいの街/ぬぐまるの家/ケアタウンやちだもの家青山駅前/ハートフルもりおか/有限会社ブライトステージ/本宮保育園/下太田保育園/聖光保育園/仙北保育園/森田小児科医院/子どもは未来もりおかこどもクリニック/いわて子育てネット/まんまるママいわて/日赤岩手乳児院/国立病院機構花巻病院/総合花巻病院/もとだて病院/北上済生会病院/美山病院/訪問看護ステーション/地域包括支援センター/保健所/市町村保健センター/小学校

など(※順不同)

 

ICT教育

本学では、いち早くデジタル教科書を導入し、全学生がタブレット端末を使用した授業や演習を行っています。ICTを活用することで、膨大な知識や看護技術の効率的な修得に活かしています。

デジタル教科書のメリット

  • いつでもどこでも学修可能
  • 視覚的に学べる
  • 国家試験にバッチリ
  • 横断検索機能で幅広い知識を修得
授業中

授業では、動画や資料を選んで閲覧し、重要な箇所はアンダーラインや書き込みもできます。

演習中

自分の援助場面をタブレット端末で録画し、振り返りながら技術を高めていきます。

予習・復習

タブレット端末は持ち運びに便利なので、通学中や空き時間を使っていつでもどこでも予習・復習を行えます。

卒業後

卒業後も、在学時のテキストや資料が確認できる環境を構築し、学び続ける卒業生をサポートしています。

学習アプリを活用した双方向授業が可能

学習アプリを活用した双方授業が可能

 

基礎学力のフォローアップ

高校までの学習内容を復習するための学習環境を整えています。

正課教育

 看護を学ぶ上で基礎となる「看護の基礎化学」を必修科目とし、その他に自分の苦手科目を補うための「看護の基礎物理」「看護の基礎数理」「看護の基礎生物」を選択科目として履修することができます。

eラーニング教材による自学自習

 看護の専門的な学習を円滑に進められるようeラーニング教材を導入しています。高校までの学習内容を復習し、学習習慣を身につけられるよう支援しています。

  • 時間と場所を問わず学習できる
    タブレット、パソコンとインターネット環境さえあればいつでもどこでも学習することができます。
  • 繰り返し学習が出来る
    つまずきの原因をAIが特定し学ぶべきポイントを教えてくれるため、苦手な箇所を重点的に学習することができます。
  • 学習状況の管理ができる
    学習履歴から各単元の達成度を把握することができます。教職員も確認し、細やかな学習支援を行います。